「昔の道具」を使った出前授業

先日、市内の小学校へ民俗担当学芸員と学習指導員が出前授業に行きました。

校舎前は春の気配

体育館で複数クラス集まっての2時間続きの授業です。

昔の道具がずらり!

体育館に並んだ「昔の道具」

班ごとに道具を渡し、何に使われたものか考えてもらいます。

こんなところが開くよ!?

触ってみると…何かを発見!

黒いものがある。これは石炭では?いや、炭かも!?活発な意見交換で盛り上がります。

この道具はなんでしょう?

特にこちらの道具は、フライパン?刀を作る道具?何かを潰すための道具?などなど、みなさんの想像や推理を働かせたたくさんの意見が出ました。

答えを書くのも野暮ですが、これらの道具は、市のキッズページに掲載しておりますので、興味のある方はぜひご覧ください。該当ページはこちら

そして、これらが今では使われなくなった理由を考えてもらうと、「炭を用意するのが大変だから?」という声が。

と、ここで昔の生活の様子のイメージ図を見てもらい、この中で炭が何ヶ所登場しているか考えてもらいました。

写真ではわかりにくいかと思いますが、どのくらいあると思いますか?

プロジェクターで映し出します

囲炉裏、かまど…ほかにもある???

まだある…???

火鉢や七輪以外にも、あれもこれもと正解を示され、解説を聞いてみなさんびっくり。昔の生活に炭はなくてはならない、生活に密着したものだったんだね、という発見ができました。

長丁場でしたが、熱心に取り組んでくれた小学生のみなさんに感激しました。

博物館では学校へ「貸出しキット」として資料を貸し出しているほか、このような出前授業も行っています。

豊かな学びのため、これからもさまざまな活動を展開していきたいと思っています。

【休館のお知らせ】相模原市立博物館は館内エレベーターの改修工事のため、令和6年2月29日まで休館となります。休館期間中も職員は出勤しております。電話や電子メールなどは通常どおりつながります。また、休館期間の学芸員の活動の様子などはこのブログや、SNSなどで発信してまいります。ご迷惑をおかけしますが、ご理解とご協力をいただきますようお願いします。

(館長)

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