3月10日に相模原市文化財保護課主催の「縄文ムラの地形観察会」が開催されました。相模原市南区磯部の勝坂遺跡公園周辺の地形と地層を観察しました。勝坂遺跡公園は縄文時代の遺跡が発見された場所に整備されており、縄文人がどんな場所で暮らしていたのかを歩いて感じる観察会です。
勝坂遺跡公園周辺は比較的短時間で相模野台地の特徴的な地形や地質をほとんど見ることができる地域です。狭い範囲にいくつも坂や谷があり、複雑な地形をしています。
観察会に出かける前に、地形や地質の概要を説明しました。
室内での説明の後、実際に野外に出かけて地形や地層、湧き水などを観察しました。
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人が生活するために重要な湧き水の場所です。
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地層も観察しました。
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縄文人が見たかも知れない風景を地形学の観点から観察しました。
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写真ではよくわかりませんが、谷の右岸と左岸では崖の高さが違います。崖の高さの違いも地形観察では重要なポイントです。
縄文時代の人々が歩いたかも知れない場所、見たかも知れない風景を、地形学・地質学の観点から歩いて観察しました。時間としては2時間ぐらいでしたが、盛りだくさんの内容の観察会でした。
【博物館再開のお知らせ】相模原市立博物館は館内エレベーターの改修工事のため、令和6年2月29日まで休館しておりましたが、3月1日から通常どおり開館しています。3月のイベント情報など、詳しくはこちらをご覧ください。