3月16日(土)、3か月ぶりの生きものミニサロンを実施しました。テーマは「スギ花粉をしっかり見てやろう!」です。このブログで予告したように春のお散歩観察会にしようと思っていたのですが、まだ咲いている花も少ないため、急遽変更しました。
そうして新たにテーマしたのは、3月に入ってますます脅威になってきた花粉症の原因物質である「スギ花粉」がどんなものか見てみようというものです。花粉は顕微鏡でなければ見えないので、まずは顕微鏡の使い方のレクチャーです。
続いて、花粉の採集です。公用車の駐車場で、車の表面に付いた花粉を絵筆でふきとります。
ここ数日は晴れの日が続き、風も強めなのでたっぷり花粉がついています。慎重にスライドグラスへ花粉をのせています。
顕微鏡の使い方に悪戦苦闘しながらも、花粉が見えるとみなさんで共有しています。
指につけた花粉を見せてくれています!黄色い!
スギ花粉はこんなかんじです。
顕微鏡にスマホを密着させると、写真を撮れます。
他にも、オランダミミナグサやスゲの花粉を見ていたら、あっという間に30分が過ぎていました。次回は4月6日を予定しています。フデリンドウが咲いているはずなので、お花見観察会です。その後は今年と同様、第3土曜日を基本に実施していく予定です。詳しくは、来週以降に博物館ホームページをご覧ください。
(生物担当学芸員)