朗読プラネタリウムvol.2「うそつき男のおはなし」を開催しました!

3月20日、タイトルにもあるとおり、朗読プラネタリウムvol.2を開催しました。
「朗読プラネタリウム」とは、プラネタリウムのドーム内に映し出した満天の星や映像とともに、素敵な朗読と楽器の音色をお楽しみいただけるイベントです。昨年、当館初の試みとして実施した朗読プラネタリウムですが、この時たくさんの方から好評をいただき、再び開催することができました。

朗読プラネタリウムvol.2「うそつき男のおはなし」

出演者は、当館の朗読プラネタリウムと言えばこの方、渡辺克己さんです。相模原市で育ち、ナレーター・俳優などマルチに活躍されている渡辺さんに出演をご快諾いただき、このたび「vol.2」が実現しました。
また、お相手として声優の山口由里子さんにお越しいただき、今回はお二人による掛け合いという形式の朗読劇となりました。しかも、1人1役…ではなく、渡辺さんは6役、山口さんは5役、なんと合計で11の役を見事に演じ分けられ、プロによるお芝居に圧倒されてしまいました。

そして、この素晴らしい劇中を彩る音楽は、お隣の町田市在住のピアニスト・コンポーザーの高橋 全(たかはし あきら)さんにご担当いただきました。

左から渡辺克己さん、山口由里子さん、高橋全さん

ドーム内が徐々に暗くなり、会場が物語への期待感に満ちる中、高橋さんが奏でる優しい音色とともに星空解説が始まりました。
おおぐま座、うみへび座、そして、“うそ”がテーマの物語の導入として、この季節の夜空に輝くカラス座にまつわるお話を聞いたところで、渡辺さんと山口さんが登場します。

いよいよ始まります!

今回の朗読プラネタリウムの演目である「うそつき男のおはなし」は、ジョルジュ・百合子さん原作の朗読作品です。
物語は、月明かり射す牢屋の中で、1人の男がうそばかりの人生を悔いている場面から始まり、不思議な声に導かれて知った「真実の蒼い光の珠」の秘密によって、周囲から島中を、やがて海を越え隣国までをも巻き込み、人々の心を大きく動かしていきます。

渡辺さん、山口さん、高橋さんがそれぞれ熱を込めて表現された「うそつき男のおはなし」の世界に、その場にいる全員が引き込まれていました。

「真実の蒼い光の珠」がもたらす、物語の結末とは…?

物語の行く末を見守った後は、渡辺さんのMCで出演者からご挨拶をいただき、この日のためにご来場いただいた原作者のジョルジュ・百合子さんと、美麗な絵で世界観を表現し、ポスターや劇中イラストを手掛けてくださった画家・デザイナーの万季さんのご紹介がありました。

最後は全員で仲良く記念撮影!笑顔と感動のフィナーレです。おかげさまで、朗読プラネタリウムvol.2も大盛況のうちに終了しました。

全員で記念撮影!

素敵な時間を作り上げてくださった、出演者をはじめとする関係者の皆さま、ご来場いただいた皆さま、本当にありがとうございました。

(歴史担当学芸員)

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