3月24日(日)、学芸員による展示ガイドを行いました。臨時休館明けから様々なイベントを用意して皆さまをお待ちしておりましたが、「春もわくわくミュージアム」の一環として実施するイベントはこれがラストです。
まずは注意事項などを説明した後、エントランスで一際目を引く小惑星探査機「はやぶさ」の原寸大模型を紹介。
続いて、相模原地域の自然や歴史について紹介している自然・歴史展示室内を、学芸員の視点から解説します。
導入部のマンモスや地形模型、数多くの縄文土器、江戸末期の開拓農家、くわなどの農具や養蚕道具、川原・雑木林・街中で異なる動植物、近代から現代までの地域の変遷…時間が許す限り、それぞれの象徴的な部分を紹介しました。
この日は午前11時からと午後2時からの全2回、各30分間行い、1回目は地質担当学芸員が、2回目は歴史担当学芸員が案内役を務めたため、解説のポイントがそれぞれ違っているのも本イベントの特徴です。嬉しいことに、なんと両方の回に参加してくださった方もいらっしゃいました。
団体利用や小中学校の来館学習などでスポット的に解説をすることはありますが、展示室の入口から出口まで、学芸員が参加者の方と展示解説して回る機会はあまり多くありません。参加者の皆さまとの展示室ツアーに、私たち学芸員も楽しみながら解説しました。
最後までお付き合いいただいた方には、記念の参加証をお渡しして各回が終了しました。ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。
「春もわくわくミュージアム」、館内の展示や出張展示などはまだまだ開催中です。楽しい春のお出かけに、ぜひご利用ください!
(歴史担当学芸員)