4月5日(金)、当館歴史担当学芸員が新採用職員研修の講師を務めました。
この研修の「相模原の歴史」というプログラムでは、例年博物館が講師を担当しています。以前、10月採用の研修の様子をこのブログでも紹介しましたが、今回は1年間で最も採用人数が多い4月期の研修ということで、本年度に入庁した総勢140名以上の新採用職員に向けて相模原市の歴史についてお話をしました。
「相模原の歴史」というと、田名向原遺跡や勝坂遺跡といった国指定されている特徴的な遺跡や、戦国時代に小田原北条氏の支城として有力視されていた津久井城、1937(昭和12)年の陸軍士官学校移転を皮切りに続々と市内に軍事施設が建設された「軍都計画」など、なかなか持ち時間の30分間だけでは語り尽くせません。
時間の都合上かなり省略した部分もありましたが、受講生は集中して講義を聴いていたようです。途中に出題したクイズは予習が必要な難易度にも関わらず、10名近くが全問正解しました。
この日は相模原市で桜満開宣言されたこともあり、見頃を迎えた桜の名所「市役所さくら通り」を講義後に訪れると、まるで桜のトンネルのようでした。
新採用職員がこの研修で学んだことをそれぞれの職場で活かし、1日でも早く市民の皆さまのお役に立てるよう、博物館としても引き続きサポートしたいと思います。
(歴史担当学芸員)