4月16日、博物館お隣の樹林地を歩いていると、キノコがポコポコと出ていました。
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アミガサタケの仲間
アミガサタケの仲間です。落ち葉にまぎれてしまう色合いですが、木もれびを受けて傘の濃淡が目立つ時間帯には見つけやすくなります。このキノコ、フランス料理ではモリーユ、イタリア料理ではモリケッタと呼ばれ珍重される食材のようです。ただ、国内で秋に多く発生する著名な山のキノコと比べて特別美味しいとも思えませんが(個人の感想です)、毎年同じ場所に出るとは限らない希少性が滋味を加えているのかもしれません。
駐車場の脇に植えてあるクワの木を見ていたら、ハラグロオオテントウの成虫がいました。
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ハラグロオオテントウ
こちらは西日本から徐々に分布を広げてきて、この5年ほどの間に市内でも見られるようになった昆虫です。体長は1センチメートルを超えるものが多く、国内最大のテントウムシです。クワの葉を食害するクワキジラミという昆虫を食べてくれるので、カイコを育てるには都合のよい虫なので、大切に見守っています。
(生物担当学芸員)