博物館お隣の樹林地の一角にキンポウゲ科のつる性木本(樹木)のシロバナハンショウヅルが生育しています。4月16日、開花を確認しました。
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シロバナハンショウヅルの花
この場所は、博物館が許可をいただいて調査を行っている場所ですが、残念ながら一般の立ち入りができないエリアです。シロバナハンショウヅルは挿し穂で殖やせるため、昨年から増殖を試みて一部が成功しました。博物館駐車場のフェンスなどにつるをのばせるよう、さらに増殖していきたいと考えています。
近くでは、先日このブログで崩芽を紹介したヌルデがどんどんと新葉を展開しています。
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ヌルデ
ヌルデはウルシ科の植物で、特に新緑の季節は葉に触れるとかぶれるおそれがあるので、慎重に撮影しました。
今年は花期が遅れているフデリンドウは、今がピークのようです。まだまだ花を楽しむことができます。
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フデリンドウ
博物館前の道路沿いにもあるので、ご来館の際はぜひご覧ください。
(生物担当学芸員)