大型連休に入り、博物館も連日多くの来館者で賑わっています。
そんな中、通勤途中などに見かける道ばたの雑草も花盛りとなっています。よく目立つのはブタナです。
タンポポと間違えられることが多いのですが、花が咲く茎が二股に分かれるのが特徴です(タンポポは必ず1本の茎に1つの花です)。
ゲンノショウコに近い仲間のアメリカフウロも小さな花をたくさん咲かせています。
花というと目立つ花弁のものばかりではありません。踏みつけに強い草の代名詞、オオバコも花盛り。
さらに、造形がかわいらしいイネ科のコバンソウも。
パカッと口を開けたようなカラスムギも今が開花期。
植込みなどの雑草も数週間ごとに花が入れ替わって、よく観察するととても楽しいです。
(生物担当学芸員)