5月5日は子どもの成長や健康を願う国民の祝日、「こどもの日」です。また、同日は「端午の節句」と言い、古来重要な節目だったものが江戸時代に幕府の式日となり、武家社会へ定着したのちに民間にも広まっていったとされています。
現代の「端午の節句」は男の子の健やかな成長を願い、初節句(赤ちゃんが生まれてから初めて迎える節句)に鯉のぼりや五月人形が贈られたり、柏餅やちまきを食べてお祝いしたりする行事として親しまれていますが、「こどもの日」は性別に関係なく子どもの幸福をはかる日と定められています。
当館では、今年もこどもの日を盛り上げるべく、博物館ボランティア「市民学芸員」による「五月人形展示」を開催しています。
さらに、5月5日(日・祝)と6日(月・祝)の2日間は、こどもの日にちなんだ特別なイベントを用意しました!
まずは、展示している鎧兜や鯉のぼりをバックに、兜を被って記念撮影。写真撮影を楽しんでいただけた方には、市民学芸員お手製の折り紙の独楽(こま)または鯉のぼりの飾りを先着順でプレゼントしています。
このほか、自分で選んだ色や柄で作るミニ鯉のぼり、実際に被れる大きさの兜作り(新聞紙製)など、市民学芸員による折り紙教室を行っています。折り紙が苦手なお子さまもご安心ください!市民学芸員が丁寧にレクチャーします。
初日はたくさんのお子さまとご家族で賑わい、お楽しみいただけたようです。
明日5月6日(月・祝)も、午前10時から午後2時までイベントを開催します。ゴールデンウィーク最終日の思い出づくりに、ぜひ当館へお越しください。
(歴史担当学芸員)
※画像は全て了承のもと掲載しています。