5月21日、サツキの自生地の調査へ行った際、現場近くで調査の同行者と待ち合わせをしていたら、いつになく激しいメジロの声が聞こえました。目を向けると4羽のメジロが激しくけんかしていました。
そのうちの2羽は特に、空中で体当たりしてもつれるように地面へ落ちたりと、ガチンコ勝負です。
おそらく、2組のつがいが縄張りをめぐって争っているのだと思いますが、ふだんはチィーチィーとかわいらしく動き回っている小鳥なので、こんな激しい一面があるのかとちょっと驚きました。
そばではコゲラがギィーと鳴きながら、何食わぬ顔で採食していました。
このけんかは見ている間ずっと続いていて、待ち合わせ時間になり、そこを離れる時もまだやりあっているようでした。いったいいつまで続いたのでしょうか。成り行きが少し気になりました。
(生物担当学芸員)