常設展示室のメンテナンス

6月25日と26日は、館内設備などのメンテナンスのため、休館いたしました。実際、メンテナンスとはどのようなことをやったのか、そのごく一部を紹介します。
常設展示のメンテナンスは、展示ケース内の清掃作業と、照明の交換です。

電球の交換作業は、設備担当にやってもらいます

経年劣化で暗くなったり、一部には球切れしているところもありました。写真ではわかりにくいのですが、上が交換前、下が交換後です。

左隅の電球交換前

交換後

そして、ガラス面の清掃です。外側は毎日の清掃時に拭いていますが、内側はこうしたメンテナンス時にしか拭くことができません。資料をいったん出して作業するので、これは学芸員の仕事です。

資料をケースから出して拭き掃除をします

内側は指紋などの汚れが付かないかわりに、長い時間でうっすら曇るような汚れが全面につきます。これを力いっぱい拭いて落とすので、かなりの力作業です。でも、拭き終わって資料を戻すと、とてもクリアに展示物が見えるので、やりがいのある仕事です。
ほかにも、一部資料の展示替えや、プラネタリウム機器のメンテナンスなど、様々な作業をこのタイミングで行います。
6月27日からはちょっとだけクリアになった展示室で通常どおり開館していますので、ぜひご来館ください。
(生物担当学芸員)

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