6月29日、動物担当の学芸員が通勤時に博物館駐車場でアズマモグラを拾いました。
自動車の出入りがある駐車場内にいては危ないため、一時保護しました。
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たらいの中でおとなしくしているアズマモグラ
生きているモグラをじかに観察する機会はそう多くないので、大きめのたらいに入れてしばらく観察しました。改めて見ても、手が大きいことがわかります。
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手と爪の大きさに注目
そして、安全な場所へ放そうと、土の地面へ置いた時の映像がこちらです。土の中へ潜るスピードがあまりにも速く、見ていた全員から驚きの声があがりました。
この地面はふだん、シートが敷かれていて草が生えていないのですが、踏みつけによってそれなりに土は固くしまっています。そこを、こんなスピードで走るように潜っていくとは!改めて、モグラが地中生活を送る野生動物であることを見せつけられた瞬間でした。
(生物担当学芸員)