保育園でカイコの授業

本日は月曜日ですが、博物館は開館しています!夏休み期間(8月25日まで)は休館日無しで営業します。プラネタリウムも夏休み期間の特別上映を実施中。上映番組に関連したプレゼントなどもあります。特別展示室では民俗企画展「上溝番田の神代神楽」が好評開催中です。酷暑の中ですが、涼しい博物館へぜひお越しください!

さて、7月25日、南区のマミー保育園へカイコの授業に行きました。この保育園では年長クラスの園児たちがカイコを飼育して繭を収穫し、糸取り体験などをしたそうです。そこで、改めてカイコについて学ぼうということで、呼んでいただきました。

この日のために作ってくれた横断幕がとてもうれしかったです!

クイズなども交えた約30分のお話をとても熱心に聴いてくれました。カイコという昆虫について、そして、共通の祖先を持つ野生の蛾であるクワコについてもお話ししました。特に、クワコの終齢幼虫の擬態の様子や、カイコにも残る眼状紋(がんじょうもん)の話にはとても関心が高く、前のめりで聴いてくれました。

クワコの枝への擬態

刺激を与えると見せつける、クワコの眼状紋

黄色い繭や、日本の伝統品種のピーナッツ型の繭、そしてカイコの成虫も見てもらいました。

やはり実物は大人気

最後に、担任の保育士さんがご自身で調べた絹の道(神奈川往還)や横浜線のお話をわかりやすくして解説してくださり、楽しく授業を終えることができました。
(生物担当学芸員)

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