9月8日(日)、プラネタリウムで「惑わない星」×水星磁気圏探査機「みお」スペシャルトークを開催しました。
人気マンガで今年完結した『惑わない星』(講談社)の作者、石川雅之さんと、「みお」のプロジェクト・サイエンティストとして活躍中の村上豪博士(JAXA)によるスペシャルトークです。
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石川雅之さん(左)と村上豪博士(右)
今晩の星空解説の後に始まったトークタイムでは、冒頭、国際プロジェクトであるベピ・コロンボ計画と「みお」の現在、そしてこれからの予定について村上博士からお話いただきました。
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村上豪博士(左)と石川雅之さん(右)
そして、惑星擬人化マンガという唯一無二のジャンルを切り拓いた『惑わない星』の創作の秘密に迫るお二人の対話に、参加者のみなさんもどんどんと引き込まれていきました。
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“水星”のキャラクターをドームスクリーンに映し出してのトーク
特に、「宇宙って怖い!」という原体験があったという石川さんが、どんな思い入れで惑星のキャラクター設定をされたのかといった内容は、独創的な物語の土台がどのように築かれたのかを知る貴重なお話でした。
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惑星キャラ勢ぞろい!
終盤、「水星に向き合うことで、人類が一つになれるかもしれない」と思ってプロジェクトを進めているという村上博士のお話がとても印象に残りました。改めて、博物館のお向かいにあるJAXAが世界へ、宇宙へとつながっていることを実感できるひと時でした。
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参加者のみなさんへプレゼントされたステッカー(みおと、惑星の中から1枚ずつ配布)
終了後には完結編の第9巻へのサイン会も行われ、石川さんは列に並ばれたお一人ずつに丁寧に対応されていました。
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石川雅之さんのサイン会(村上博士のサインを求められてる方も多かったです)
JAXAと連携した贅沢なトークショーでしたが、相模原市立博物館ではこれからもこうしたコラボレーション企画を実施していきたいと思います。