写真は、コガタコガネグモ。ついこの間「幼体みつけた!」と喜んでいたと思ったら、瞬く間にこんなに立派になりました。コガネグモの仲間に特長的なX字型に脚を揃えたポーズをとり、X字型につけた「かくれ帯(白帯=はくたい)」に載せています。
そして、よく見ると網の裏側にはオスがいて、これまたX字型に脚を揃えてとまっています。どうしてここまでX字型にこだわるのか、不思議です。
因みに、「コガタコガネグモは音に敏感で、音を感じるとすぐ網から飛び降りる」と言われる事があります。でもこのクモ、カメラを近づけて撮影している間、全く無反応でした。個体差なのか、地域差なのかわかりませんが、やっぱり生き物の世界は例外だらけなのですね。(学芸班 木村)