先日のこのブログでタカの渡りが始まったことをお伝えしました。季節はしっかりと動いているようで、9月24日に渡りの観察ポイントを再訪したところ、見事な渡りの様子を観察できました。
サシバの群が北東の風に乗り、頭上をグライディングしながら次々と西へと飛んでいきます。
その数、軽く50羽を超えました。同時刻に北側の遠い空にタカ柱ができて、数十羽以上が渡っていったので、かなりの数が同時刻に渡っていったことになります。
頭上でタカ柱を作った群れもありました。これは本当にドラマティックで感動します。
若鳥(おそらく今年生まれ)も渡っていきます。生まれて初めての遠距離飛行、無事を願うばかりです。
渡りはまだ続くと思われます。全国的な集計サイトを見ても、北から南まで、渡りが本格化している様子がわかります。しばらくはお天気と風向きを気にしながら過ごす日々が続きそうです。
(生物担当学芸員)