【R6学習資料展見どころ紹介①】市民学芸員の力作・ジオラマと「いろはかるた」

いよいよ10月に入り、最近はようやく秋らしさを感じられる日が増えました。
先日お知らせしたとおり、当館では9月22日(日)から学習資料展「相模原70年と学校給食のあゆみ」を開催しています。

この横断幕と看板が目印です!

毎秋恒例の学習資料展ですが、本年は相模原市市制施行70周年記念事業として、1954(昭和29)年の市制施行から70年間の市のあゆみと学校給食にスポットを当てた特別な展示となっています。
今回から数回にわたり、このブログで展示の見どころを紹介しますので、すでにお越しいただいた方も、まだこれからという方も、楽しんでご覧いただけると幸いです。

それではさっそく、突然ですがここはどこでしょうか?一見すると教室の風景のように思います。

懐かしの教室…?

もう少し引きで見てみましょう…。

昭和20~30年代の教室を再現したジオラマです。

なんと、展示室の一角に作られた教室のジオラマだったのです。

学習資料展では、当館の博物館ボランティア「市民学芸員」との協働により展示をつくり上げています。今回の企画展テーマにちなみ、市制施行された昭和20〜30年代頃の学校の教室を再現したこのジオラマは、設計の段階から全て市民学芸員が制作しました。

図面もイチから市民学芸員が引きました!(※構想段階のものです。)

今の子どもたちにはあまり馴染みがない木製の机や椅子、ジオラマを構成するオルガンなどの一部は、実物の博物館資料を使用しています。
ジオラマは、特別展示室入口から順路に沿って進んだ先のすぐ右手側に見えますので、お越しの際はぜひじっくりとご覧いただきたいと思います。

続いて、ジオラマの次に登場するのが「相模原ふるさといろはかるた」のコーナーです。出張ミニ展示などで紹介しているため、すでにお馴染みかもしれませんが、この「いろはかるた」もまた市民学芸員の力作です。

【学習資料展版】相模原ふるさといろはかるた展

「相模原ふるさといろはかるた」では、市内47か所の名所・旧跡をかるたで楽しく遊びながら学ぶことができます。47のお題を選んだり、読み句や解説文を考えたり、絵札・読み札を1枚1枚手作りしたり…、市民学芸員によって7年もの歳月をかけて完成しました。

そして、やはりこちらも市制施行70周年を記念した特別版ということで、通常サイズの約8倍の巨大絵札と、かるたの題材となった場所や出来事の写真をあわせ、8つの句の今昔物語をお楽しみいただけるよう展示しました。

いろはかるたの句題、今昔物語

この「相模原ふるさといろはかるた」は、当館で貸し出し(※)を行っていますので、実際にお手に取ってご自宅や学校などでのご利用が可能です。ご興味がある方はぜひお気軽に当館へご連絡ください!

第2回目の見どころ紹介では、また別のコーナーを紹介します。

(歴史担当学芸員)

※在庫状況により、貸し出しできる数に限りがあります。

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