10月13日に大野南公民館「大野南仲間カレッジ」の第1回目の講師を務めました。「大野南仲間カレッジ」は10回連続の講座です。
「相模原台地の生い立ち」というテーマでお話ししました。相模原市と町田市の境界付近を流れる境川の概要から始まり、相模原台地の地形・地質の特徴と成り立ち、最後に相模原台地の地層中に含まれる火山灰について解説しました。相模原台地をつくっている関東ローム層はほとんどが富士山や箱根山からの火山灰からできていますが、遠く九州の火山からの火山灰も含まれています。
身近な地形や地質はその土地の成り立ちだけではなく、遠くの火山についても知ることができます。そのような目で見てみると普段見慣れている風景も違ったものに見えてくるかも知れませんね。
(地質担当学芸員)