歴史講座「相模国甲州道中と小原宿本陣」を開催しました【お知らせあり】

このブログでも以前お知らせしたとおり、10月20日(日)に第1回目の甲州道中歴史講座を開催しました。本歴史講座は、甲州道中における各都県で唯一本陣建物が現存する日野市と相模原市との連携事業の一環として実施しているものです。

「相模国(さがみのくに)甲州道中と小原宿本陣」と題した第1回は、相模原市史や津久井町史、城山町史など多くの自治体史編さんに携わった市史資料調査員の原 和之さんを講師に迎え、おもに本市域の甲州道中と小原宿本陣についてお話しいただきました。

第1回の講師を務めた原 和之さん

まずは江戸時代の旅や街道がどういったものだったのかを浮世絵などからよみ解き、甲州道中と市域の4か宿(小原・与瀬・吉野・関野)の体制、そして小原の宿場町の様相と本陣について、マクロからミクロへ視点を移して進められました。

皆さん熱心に参加されています。

この日は、地域にお住まいの方、五街道や甲州道中について学んでいる方、古道に興味がある方など、様々なきっかけで参加された皆さまにお越しいただきました。
終会後も質問のために講師のもとを訪れた参加者の列ができ、とても勉強熱心な様子がうかがえました。ご都合がつく方は、次回以降もご参加いただけますと幸いです。

第2回に予定しているテーマは「武蔵国(むさしのくに)甲州道中と日野宿本陣」で、日野市ふるさと文化財課課長で学芸員の金野 啓史さんに講師を務めていただきます。どうぞお楽しみに!

日野宿本陣の式台から庭園を望む(当館学芸員撮影)

また、本連携事業の一つにも位置づけられている日野市立新選組のふるさと歴史館特別展「甲州道中日野宿と本陣」が10月26日(土)から始まりました。日野宿と日野宿本陣の歴史や、昨年実施された本陣の建造物調査の成果も紹介されますので、ぜひ足をお運びいただきたいと思います。
日野市立新選組のふるさと歴史館特別展の詳細はこちらをご確認ください。

(歴史担当学芸員)

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