皆さんは本市緑区生まれの偉人をご存じですか?
尾崎行雄という著名な政治家が本市緑区又野にて生まれています。
尾崎は国会議員を長く務めた、東京市長、司法大臣などを歴任しており、「議会政治の父」と呼ばれました。
さらに特に大きな業績として「2つのフセン」が挙げられます。すなわち「普通選挙」と「不戦運動」です。
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大正2年 司法大臣時代の尾崎
今年は尾崎没後70年、第2次憲政擁護運動100年の節目の年であることから、
この2点をテーマに、「尾崎行雄を全国に発信する会」と協力し、ミニ展示を作成しました。
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エントランスにて展示中です
尾崎が目指した普通選挙は、幾度の困難な状況を乗り越えて実現しますが、
男女共に選挙権が与えられるのは戦後になってからです。
今回は当館所蔵の尾崎直筆の日記を展示しており、盟友犬養毅が亡くなった1932(昭和7)年5月15日の内容を紹介しています。貴重な尾崎の肉筆かつ筆記体ですので、この機会にぜひご覧ください。展示は12月27日まで行っています。
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尾崎の日記(英文)
(展示担当学芸員)