11月2日、JAXA相模原キャンパスの特別公開、現地開催が行われました。
10時30分からプラネタリウムで行われた宇宙科学研究所長の國中均さんによる講演「日本の宇宙研究について〜有利なこと、不利なこと、最も重要なこと、を考えてみる〜」は、日本の航空機開発の黎明期にさかのぼるJAXAの歴史を紐解きつつ、惑星探査の現在と将来を展望する深く壮大な内容でした。
この後も「小型月着陸実証機 SLIM スペシャル トークショー」が行われ、集まったJAXAファンが熱心に聴き入りました。
エントランスでは「女子中高大生向け 進路で将来どうなるの?私の進路と今の研究」と題したトークショーが行われました。現在の日本の理工系の男女比や、そこから見えてくる問題点などが解説された後、JAXAで活躍中の女性研究者が登壇し、ご自身の研究や、これから研究者を目指す若者へのエールを送りました。
終了後も聴講者の質問に丁寧に答えている姿が印象的でした。
大会議室では2室に分けられたスペースで、それぞれ「小型月着陸実証機SLIM VR体験」と、タカラトミーと当館学芸員がご案内するSORA-Q体験会が行われました。
さらに、2階の実習実験室では、宇宙教育センターによる「かさ袋ロケット」工作のワークショップが行われました。作ったロケットを早速月へ向けて飛ばす企画、大人気でした。
あいにくのお天気でしたが、1年で一番来館者の多い日、今年もたくさんの笑顔であふれる1日が終わりました。
明日の特別公開はすべてオンライン開催となります。詳しくはこちらをご覧ください。