津久井城跡の発掘調査を行っています。【11月23日現地説明会!!】

津久井城跡は小田原北条氏に与(くみ)した内藤氏が城主を務める山城でした。
現在は神奈川県立津久井湖城山公園となっています。

津久井城の様子(守屋浩之氏作図に加筆)

 

この津久井城跡がどのような山城なのか、相模原市教育委員会文化財保護課、市立博物館、(公財)神奈川県公園協会とそれぞれに所属する市民ボランティアにより、市民協働調査の一環として、毎年発掘調査を行っています。
今年は11月5日から城坂曲輪群(しろさかくるわぐん)7号曲輪の発掘調査を開始しました。

7号曲輪 西から(昨年度の様子)

 

7号曲輪は城坂曲輪群の東に位置しており、現況は南西へ延びる緩斜面です。
南に広がる5号曲輪では16世紀後半の池跡がある庭園遺構が確認されています。
令和4年から7号曲輪の調査を開始し、今年で3年目になります。
これまでにローム層を削って盛り土として平場を造ったり、砂利を敷き詰めた遺構がみつかっています。

西から5、6、7号曲輪

 

中央やや下では砂利を敷き詰めた遺構が見つかりました。

ぜひお越しください!

今回の発掘調査の成果を広くお知らせするために、11月23日(土・祝)に現地説明会を行います。
発掘現場の見学は午前10時~午後2時まで可能で、調査員による現地解説は午前11時、午後1時30分から行います。
過去の5号曲輪の成果や7号曲輪の様子、さらには出土した土器なども展示・解説しますので、ぜひお越しください。

※この現地説明会は「宝ヶ峰の里まつり」と同時開催です。そのため駐車場が大変混み合いますので、
公共交通機関にてお越しください。また当日は花の苑地第2駐車場からシャトルタクシーを運行しております。
(考古担当学芸員)

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