相模原市立博物館は本日12月27日が、2024年最後の開館日です。12月28日(土)~1月3日(金)まで年末年始休館となります。
お知らせがてら、冬らしい話題を・・。博物館の敷地や周辺の樹林地には様々な樹木が生えています。その中で、冬に葉を落とす落葉樹には、葉の落ちた痕(葉痕:ようこん)や、来春の芽吹きに備えた休眠芽(冬芽)があります。それが、なんとなく顔に見えたり、動物に見えたり・・まずは、サンショウです。
何に見えるかはご覧になっているみなさんに委ねます。こちらはガマズミです。
さらに、ヒメコウゾ。
こちらはヤブムラサキです。
いかがでしょうか。特に何に見えるというわけではありませんが、早春を象徴するコブシも、モコモコの冬芽を付けています。大切な新芽を守るため、毛皮のコートを羽織っているのです。
同じくコブシですが、上の写真は葉の芽、下の写真は花の芽です。
身近な樹木の冬の表情は、身近な樹木でも必ず見ることができます。ゆっくりお散歩しながら枝を見つめてみてはいかがでしょうか。
(生物担当学芸員)