本日(12月28日)から年末年始休館となります

相模原市立博物館は本日、12月28日から来年1月3日まで年末年始休館となります。
しかし職員は出勤し、館内のメンテナンスや年明けの開館に向けた準備などを行っています。今回は今年最後のブログということで、博物館周辺の植物の状況について紹介します。
今年は夏が長く、9月から11月にかけて気温の高い日が多かったせいか、紅葉も少し遅めでした。その影響か、お隣の樹林地ではいまだにモミジの仲間が葉をつけたままです。

年末なのに紅葉が残るタカオカエデ(イロハモミジ)

モミジだけでなく、コナラも一部の株は紅葉したままの葉が残っています。

同じく葉がついたままのコナラ

一方で、12月に入ると果実が赤く実るアオキは、まだ色づく気配もありません。

青々としたアオキの果実

そんな写真を撮っていたら、コジュケイに出会いました。

コジュケイ

じつはここ数年、お隣の樹林地からコジュケイの「チョットコイ、チョットコイ」の鳴き声が聞かれなくなっていました。アライグマが頻繁に現れるようになり、いつも地上にいるコジュケイが餌食になってしまったかな、と思っていましたが、今年に入ってから鳴き声も復活していました。
コジュケイは大正時代に狩猟鳥として朝鮮半島から移入された外来種です。しかし、定着してからの時間も長く、すっかり日本の森に馴染んでいます。再び見られるようになり、なんとなくホッとしたような気持ちになります。
今年もこのブログでさまざまな情報や学芸員の日々の活動などをお伝えしてきました。来年もまた楽しんで読んでいただけるよう、素材集めをがんばろうと思います。
(生物担当学芸員)

カテゴリー: おしらせ, 生きもの・地形・地質 タグ: , , , , パーマリンク