相模原市立博物館は1月15日(水)、16日(木)の2日間、館内メンテナンス作業のため休館します。
1月12日、市内のスポーツ施設近くを歩いていると、街灯の上にチョウゲンボウがとまっていました。
オスの成鳥で、頭の青灰色と背中の赤茶色のコントラストが美しい個体です。チョウゲンボウはハヤブサの仲間で、猛禽類です。しかし、近年明らかになった分子系統による分類では、同じ猛禽類のタカの仲間とは縁遠く、インコなどに近い仲間であることがわかっています。そう言われてみると、顔つきもかわいらしく見えます。
盛んに地面の方を気にしていましたが、スッと飛び立ち地面に下りました。
そして、なにやらつかんでまた街灯の上にとまったのですが・・
どう見ても、枯葉と小枝です。お腹が空きすぎて、イモムシにでも見えたのでしょうか。
葉をポイっと捨てると、また隣の街灯へ移ってまた地面を見つめていました。なんとか獲物を見つけて冬を乗り切ってほしいですね。
(生物担当学芸員)