1月22日(水)、令和7年に入ってから初の市民学芸員全体ミーティングを実施しました。
市民学芸員全体ミーティングとは、当館の博物館ボランティア「市民学芸員」が一堂に会し、全体に関わる打ち合わせや各チーム活動の進捗状況などを報告し合う重要な月例ミーティングです。年度初めに実施した回の様子をこのブログでも取り上げましたので、詳しくはこちらをご覧ください。
今後予定しているイベントや展示についての数々の議題を検討し、この日も議論が煮詰まったところで、終会後、皆さんが何やら熱心に作業を始めました。
手元の様子をうかがってみると、カッターで繭を切っているようです。そして、繭本体に切り込みを入れ、パーツを差し込んで出来上がったものは…、長い耳と小さな尻尾がかわいい繭うさぎです!
今月号のイベントニュースでもお知らせしたとおり、2月1日(土)に以下のとおり「繭うさぎづくり」のイベントを行います。
日時:令和7年2月1日(土) 午前11時~午後3時
会場:当館地階 大会議室
定員:200人 ※申し込み不要、先着順
内容:蚕の繭から、かわいいうさぎを模した繭うさぎを作ってみましょう。市民学芸員が作り方をやさしくお教えしますので、小さなお子さまからご参加いただけます(小学生未満は要保護者同伴)。作った繭うさぎはお持ち帰りできます。
初めて参加される方にもわかりやすく指導できるよう、イベントに向けて市民学芸員の皆さんが練習をしていたというわけです。この練習の成果を存分に発揮してくれることでしょう。
「繭うさぎづくり」は、どなたも無料でご参加いただけます!なお、作業にはカッターを使用するため、小学生未満のお子さまは保護者の方も同伴いただけますようお願いいたします。
この「繭うさぎづくり」には、相模原市域でさかんだった養蚕の一端を、イベントをとおして知っていただく意味も込められています。
また、イベントで使用する繭は、当館で初夏に育てたカイコが作ったものです。生物担当学芸員が飼育の様子をブログで紹介していますので、ご興味がある方はご覧ください。(①、②、③、④、⑤、⑥、⑦、⑧、⑨、⑩、⑪ ※繭ができる様子は⑧・⑨で紹介しています。)
当日作った繭うさぎはお持ち帰りいただけます。ぜひお家に帰ってからもご自身の力作を眺めてみてください。たくさんのご参加、心よりお待ちしております!
(歴史担当学芸員)