3月20日の講演会は、ヒトとイヌの絆!

当館と麻布大学いのちの博物館とは、相互の連携をはかるための覚書を締結しています。これまで、当館からの出張展示の開催や、学生サークルによる出張ワークショップの開催など行ってきました。そして、昨年に引き続き、3月20日(春分の日)に連携記念講演会を開催します。
今回のテーマは「ヒトとイヌの絆 最新研究が示す、特別な関係の現在、過去、未来」、講師は麻布大学獣医学部教授の菊水健史博士です。

菊水博士は、ヒトとイヌの絆の深さを科学的に証明することに成功し、さらに、犬種の地域性から、イヌがヒトによる選択的な交配に加えて、ヒトの文化的側面を受け入れつつその特性を発達させてきたと推測し、研究を進めています。菊水博士によると、私たちがイヌの共通特性と思っている様々な性質も、ヒトと暮らし、家畜化する中でその役割に応じて犬種ごとに発達したものだそうです。

菊水博士と愛犬ケビン・クルト君

ヒトが初めて家畜化した動物であるイヌには、その長い歴史を経てヒトを幸せにする能力を獲得しました。そして、その能力は今、地域活性化にも活用できると菊水博士は言います。今回の講演会でもそうした幅広いお話が聴けるはずです。イヌ好きの方だけでなく、社会と動物との関わりについて御興味のある方はぜひご来場ください。

2025 年3月20日(春分の日)午後2時~4時(開場︓午後1時30 分)
相模原市立博物館 大会議室
定員 200名(当日先着順)
参加無料

(生物担当学芸員)

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