3月10日、緑区のある林道を歩きました。お天気が良かったこともあり気温が上がり、テングチョウがあちらこちらで飛び交っていました。

テングチョウ
早いスピードで直線的に飛びますが、すぐに日なたにとまります。昆虫にとってはまだまだ寒いのでしょう。
ミソサザイはさえずりを聞かせてくれていました。

ミソサザイ 尾をピンと立てる姿勢が特徴です
日本国内でも最小クラスの大きさの鳥ですが、さえずりの声量は上位に入ります。この小さな体でどうやってこんな大きな鳴き声を出せるのか不思議です。
林道からの帰り道、緑区鳥屋地区の、フクジュソウの群生地に寄りました。

フクジュソウ
ここは地区のみなさんが保護し、開花期には公開している場所です。午後の一番よく開いている時間帯だったこともあり、見事な咲きっぷりでした。

数えきれないくらいの花が咲いていました
冬と春が交差するような毎日ですが、春がどんどんと押し寄せています。
(生物担当学芸員)