菰巻き(こもまき)の虫観察

虫が動き出すといわれる「啓蟄」が過ぎ、虫たちもそろそろ越冬からあける時期になってきました。
先週、横浜市にある高校と横浜国立大学で、虫たちの冬越し場所として設置した「菰巻き(こもまき)」を開け、中にいる虫を観察するイベントが実施されました。
※横浜国立大学のものは、11月に実施した観察会で設置した菰です。

菰巻き

木にまかれた菰を室内に持ち帰り、藁の中にどんな虫が隠れているか、探していきます。

中の虫を探します

藁の中から出てくる虫たちに、会場は大盛り上がり。
ワラジムシやダンゴムシの数が多く、テントウムシやゴミムシダマシ、ゴキブリのなかまなどの昆虫も混じる、という結果になりました。

たくさんの虫が見つかりました

どの仲間かな?

中には、要注意な虫たちも。
大きなムカデや、マツの害虫であるマツカレハの幼虫(毒のある毛虫)です。

ムカデ

マツカレハ

菰巻きに入る虫たちの観察は動物担当学芸員の私も初めての経験だったので、とても勉強になりました。
(動物担当学芸員)

カテゴリー: 生きもの・地形・地質 タグ: , , , パーマリンク