T字型の蛾、オカモトトゲエダシャク

先週、博物館のガラスに不思議な蛾がとまっていると教えてもらいました。
採集し、撮影したのがこちら。

T字型の蛾

アルファベットのT、あるい漢字の丁のような形に羽をたたんでいます。

横から

上の写真は、同じ個体を横から見た様子です。

どうなっているのかを詳しく見ると、Tの「横棒」の部分に前翅(まえばね)、「縦棒」の部分に後翅(うしろばね)がそれぞれたたまれています。

前翅と後翅

この変わった蛾は、シャクガの仲間のオカモトトゲエダシャクという種だと教えてもらいました。
早春から成虫が出始める蛾だそうです。春の訪れを感じる、嬉しい出会いでした。
(動物担当学芸員)

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