3月28日、博物館の駐車場(奥の未舗装エリア)に白いスミレの仲間が咲いていました。マルバスミレです。

マルバスミレの花
県内では、丘陵地や山地で普通に見られるスミレですが、博物館の敷地内ではこれまで咲いた記憶がありません。数はそう多くないものの、周辺の樹林地などには生育しているので、あっても不思議ではありません。しかし、パッと見て10株くらい咲いており、その数からすると昨年あたりはうっかり気付いていなかったのか、樹木の伐採などで眠っていた種子が一気に目覚めたのか・・いずれにしても、長年にわたって見続けているフィールドでもこうした“発見”が毎年あるので、身近な自然観察は楽しいのです。
開花が1か月ほど遅れてやきもきしていたカントウタンポポもやっと咲き出しています。

カントウタンポポ(3月28日)
先日のタンポポイベントでも無事に花粉を観察できました。
そして、博物館周辺でも近年ぽつりぽつりと咲いているシロバナタンポポも開花しました。

シロバナタンポポ(3月28日)
シロバナタンポポは、西日本に分布し、関東地方では自生しません。つまり、博物館周辺にあるものは国内外来種ですが、特に生態系への影響は少ないものと思われるため、そのままにして花を楽しんでいます。
4月1日の年度初めから数日にわたって冷たい雨が降る寒い日が続いていますが、また晴れた暖かい日には春の花が咲き進むことでしょう。
(生物担当学芸員)