こんなところに生えているけど、カントウタンポポ・・だよね?

博物館正面の歩道沿い、植込みの境界付近でもタンポポが咲き始めました。

歩道沿いに咲いたタンポポ

この付近に咲くのはほとんどが雑種(在来種のカントウタンポポ×外来種タンポポ)なので、これもそうだろうなと思いつつ花を裏返してみました。

付け根の緑色部分が、雑種であればまとまりなく開きますが・・この花はしっかりまとまっています

ん・・?これは、外見的には完ぺきなカントウタンポポです。カントウタンポポはお隣の樹林地内にたくさんあるものの、一歩、博物館の駐車場側へ入ると、雑種ばかりになります。一般的に、攪乱の多い場所は外来種や雑種、土地利用が安定した場所はカントウタンポポが優勢となります。
あまりにも疑いようのないカントウタンポポの外見だったので、花粉を採ってスマホに着けたクリップ式の顕微鏡レンズで観察しました。

スマホに着けたクリップレンズで撮影した花粉

花粉の粒の大きさがきれいに揃っているので、やはり、カントウタンポポでした。博物館ができて30年、土地利用が安定したということでしょうか。そういえば、同じような環境に生育するフデリンドウもいつの間にか、同じ場所で増えています。ちょっと嬉しい発見でした。
博物館正面入口のアプローチには、ヒトリシズカが咲き出しました。

ヒトリシズカ

この花は、見ごろが1週間程度の短い花期です。この週末が見ごろとなるので、ご来館の際には入口付近(正面向かって右側)に咲いているので探して見てください。
(生物担当学芸員)

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