先日、神奈川県立相模原中央支援学校の視覚部門に通う2人の子どもたちが、昔の道具について学ぶために来館されました。
当館には過去に2回、理科の授業で来ていただいており、今回ははじめての社会科になります。
事前に先生から、学校でスチームアイロンを使う機会があったというお話をうかがっていたので、今回は昔のアイロンについて学習することにしました。
用意したのは「火のし、こて」「炭火アイロン」「電気アイロン」です。

左から、火のし、こて、炭火アイロン、電気アイロン
まずは「火のし、こて」を触って、観察してもらいました。
金属の部分と木の部分があることや、重いこと、金属の底の部分がすべすべしていること、多くの気づきがありました。
また、火のついた炭は入れていなかったのですが、「火事のにおいがする」、と鋭い発言も。
「炭火アイロン」はたくさんの穴があることが分かりましたが、なんのための穴かはちょっと難しかったようです。

先生と一緒に、炭火アイロンに触る
また今回は、黒電話の使い方も学習しました。

黒電話
黒電話はアニメにも出てくるので、親近感をもってもらえたようです。
(民俗担当学芸員)