カンムリカイツブリの繁殖羽

4月7日、市内南区下溝の相模原沈殿池に行ってみました。すでに冬鳥のカモ類などの数は少なくなっていました。そんな中でも、大型のカイツブリの仲間であるカンムリカイツブリが美しい繁殖羽をまとって泳いでいました。

繁殖羽のカンムリカイツブリ

北方で繁殖するため、これから北帰行に旅立つはずですが、繁殖地に着いてすぐに繁殖できるよう、カモ類やカイツブリ類は越冬地でつがい相手を見つけます。このカンムリカイツブリは単独でしたが、どこかでペアになれるでしょうか。
ペアと言えば、ヨシガモがペアで泳いでいました。

ヨシガモのペア オス(左)とメス(右)

こちらはしっかり栄養をつけてから北へ飛び立つのでしょう。
一方、南からやってきたツバメが水面を叩くように水浴びしていました。

水浴びするツバメ

上空を飛ぶツバメは、羽毛をくわえていました。

羽毛をくわえて飛ぶツバメ

沈殿池にはカモ類などの羽毛が水際に打ち寄せられています。これを拾い集めて、巣材にするのでしょう。
春の風景があちらこちらで見られました。
(生物担当学芸員)

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