ギフチョウ調査(2回目)

3月22日のブログでは、神奈川県の天然記念物であるギフチョウの調査の様子をご紹介しました。
先週末には今年2回目の調査が行われ、参加しました。
前回は残念ながらギフチョウを見つけることができませんでしたが、今回の調査では、ごくわずかな数ながら成虫を確認することができました。

ギフチョウを発見!

ギフチョウの翅(はね)の模様を詳しく見ると、そのギフチョウがどの産地のものかが大まかにわかります。
ギフチョウに詳しい調査員さんによると、今回の調査で見つかった個体の翅の模様は、丹沢にもともと生息しているギフチョウの特徴を示しているということでした。
この調査地では、他の地域から人によって故意に持ち込まれたと考えられるギフチョウが見つかった例があるため、今後も注視を続けていきます。

調査中には、この時期に成虫が発生するチョウの一種のミヤマセセリや、マルハナバチによく似た見た目をしたハナアブの一種にも出会うことができました。

ミヤマセセリ

ハナアブの一種

ミツバツツジも綺麗に咲くなかでの、気持ち良い調査でした。

ミツバツツジの花

(動物担当学芸員)

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