4月9日、市域のカタクリの自生地をめぐり、今年の開花状況を調査しました。いくつかの春の花の開花期が遅れていた一方、カタクリは平年並みの開花で、この日はいずれの自生地もすでにピークを過ぎていました。しかし、きれいに咲いている株もありました。

谷の北向き斜面に咲くカタクリ
上の株を撮影した場所では、撮影しているとヤマビルが靴についてきました。まだ動きは鈍くて吸血されませんでしたが、これから天候によってヤマビル注意のシーズンですね。
カタクリ以外の、早春の花をたくさん観察できました。こちらはヤマエンゴサクです。

ヤマエンゴサク
エイザンスミレ

エイザンスミレ
カントウミヤマカタバミ

カントウミヤマカタバミ
イチリンソウ

イチリンソウ
頭上でさえずりのような鳴き声を聴かせてくれたキセキレイも、夏羽に衣替えしていました。

キセキレイ
花粉の飛散も多く、鼻には負担のかかる調査でしたが、たくさんの花に苦労をねぎらってもらえました。
(生物担当学芸員)