今日は相模大野図書館で「ブックトーク 本からわかる自然のカタチ」というワークショップが行われました。約20人の小学生を前に、博物館からは私、そして、本の作り手としてカメラマンの松橋利光さんがお話をしてきました。途中、図書館スタッフによる読み聞かせを交えたブックレビューもあり、充実したイベントとなりました。
はじめに私から、ラミネートされた押し葉を使って「分類」を実感してもらうプログラムです。
図鑑の分類に関係なく、自分たちの考えで分類してもらうことが、このプログラムのみそです。ほかにも、ホワイトボードに野菜の絵を描いてもらい、それを分類してみたりと、みなさんに参加していただきながら楽しく時間が過ぎました。
そして、今回のメインイベントは、松橋さんによるトークです。図書館にもたくさんある松橋さんの著書がずらりと並ぶ中でのお話は、子どもたちも前のめりで聴いてくれています。
美しい写真の中に隠れている生きものを見つけるクイズや、今制作中の本のラフ原稿などから本がどのようにしてできていくのか、お話が進みます。そして!お待ちかねの「実際に生きものを持ってみる」コーナー。本物のカメやカエル、ザリガニ、クワガタなどの登場に大喜びの参加者に、特に大人気だったのは、ボールパイソン(ヘビです)。
なぜか、ヘビはヌルヌルしていると思っている人が多いのですが、実際に触ってみると「スベスベしてきもちいい!」。また、はじめは「っぜーったい触らない」と言っていた子が、いつの間にか持ちたい人の列に入っていたりして、「やってよかったなあ」と心から思いました。
同じ教育委員会生涯学習部内の公共施設同士、博物館と図書館ってもっと連携していろいろやっていきたいなあと感じました。スタッフのみなさん、松橋さん、ありがとうございました。
(生物担当学芸員 秋山)