小中学生のための生物学教室

今日は小中学生のための生物学教室を実施しました。

朝10時に集合、午前中は顕微鏡観察の実習です。材料は、ニンニクの染色体。発根させたニンニクから根を採取し、固定、解離までは使う薬品も少々危険なものが多いので、スタッフが実演です。

その後、成長点を切り出してスライドガラスの上でつぶし、染色してカバーグラスを乗せるとプレパラートが完成です。これを顕微鏡で観察。染色体がうまく見えるかな。

今日は博物館実習の大学生5名がスタッフとして加わりました。参加者の作業の補助や、雑談などを通して雰囲気をほぐす役割です。そして、もちろん安全管理も。

お昼もなごやかに一緒に過ごし、楽しげな雰囲気づくりに一役買ってくれました。

そして午後はお待ちかね、生きものの持ち方教室です。ウサギにはじまり・・

チャボ、クワガタ、カブトムシ、リクガメ、カエル、ハムスター、そしてヘビも。これは、ボールパイソンというとてもおとなしい種類なので、やさしく持てばかまれることもありません。

大型のトカゲはさすがに危険なので、持ち方マスターの松橋利光さん(動物カメラマン)や、ペットショップオーナーの後藤貴浩さんが実演してくれました。このほかにもタランチュラ、ダイオウサソリなどは実演のみでしたが、プロの華麗な手さばきにみなさん感心しきりでした。

教室の端の方では、なにやら黙々と作業をしている人が。

昆虫の立体切り絵をつくっているのは、中島さん。とてつもなくリアルな甲虫の切り絵は、参加者のお子さんたちにこの上ないプレゼントになりました。左は本物のヘラクレスオオカブト、右が切り絵です。

多くの方のご協力で、丸一日の楽しい教室が終了しました。みなさんありがとうございました!

(生物担当学芸員 秋山)

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