今日は生物分野の博物館実習生3名と、緑区の石砂山へ登りました。この猛暑の中、なぜ石砂山かというと・・。
カントウカンアオイを観察して、神奈川県唯一のギフチョウ自生地の環境を体で感じるためです。じつは、実習の大きな課題に、9/14から始まる舘野鴻絵本原画展「ぎふちょう」に併せて、実習生制作展示として神奈川のギフチョウを紹介するコーナーを制作するというものがあるのです。取材登山というわけですね。実習生も、大汗をかきながらも真剣に登山しました。
でも、汗のぶんだけ楽しい成果も。登り口を案内してくれた、ハンミョウ。
なんて美しい!そして、登山道にひょっこり現れたタゴガエル。おとといの持ち方教室の延長です。
山頂でお昼を食べていたら、ハエトリグモのなかまがかわいい姿を見せてくれました。まだ幼体なので、種類まではわかりませんでしたが・・
登山口のヤマビル忌避剤が置かれたボックスを覗いたら、ヤモリがひっそりと隠れていました。
そして極めつけは、下山して集落近くを歩いていて、は虫類好きの実習生Kさんが見つけたニホンマムシ。
カメラを近づけると、悠然と穴の中へと去って行きました。
今夏最後の猛暑だったかもしれない今日、暑い中でしたが、楽しい調査となりました。
(生物担当学芸員 秋山)