アップにすると

今日の石砂山(いしざれやま)調査で、ありふれた植物の意外な美しさに実習生が驚いていました。まずは・・・

春からつるが10メートルにも及ぶ大成長を遂げてお日様を存分に浴びたクズが、この時期あちらこちらで開花しています。大柄な植物体にマッチした、派手な花穂です。

つづいて清楚な純白の頭花は・・・

6枚の花被がユリのなかまであることを物語っています。実習生には、花を見せた後、葉っぱをちぎってにおいをかいでもらいました。

「なんかニラっぽい」

そのとおり!これは、ニラの花です。こんなにきれいな花が咲くとは!

なじみの植物の意外な一面を楽しめるのも、この季節の楽しみのひとつです。

(生物担当学芸員 秋山)

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