地質学会巡検2日目(9/18)午前

9月18日。地質学会巡検の2日目です。主な見学地点地点を紹介します。
午前と午後の2回に分けて報告します。

朝8時に宿を出発。古生代ペルム紀~中生代ジュラ紀の岩石を観察しました。

前期ペルム紀(約2億5千万年前)の泥岩です。白く帯状に見えているのは砂岩です。

このあたりの泥岩は薄く割れやすいので、海岸には碁石のように平べったい泥岩が転がっています。

古生代と中生代の境界部分です。手前の黒い岩石が古生代ペルム紀。中央の黄土色をした岩石が中生代三畳紀の岩石です。

三畳紀の岩石には化石の密集層が挟まれていました。

崖にへばりつくようにして、魚竜化石に産地に向かいます。このあたりはまだ楽に歩けますが、最後は本当に崖にへばりつきながら進みました。

魚竜の肋骨化石です。化石は金網で保護されています。2年前の大地震の時の津波に襲われましたが化石は無事でした。この魚竜は前期三畳紀(約2億5千万年前)のものです。

2日目午前中の見学はここで終了です。昼食後、午後の見学地点へ向かいました。

(地質担当学芸員 河尻)

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