今年12月上旬ごろに、肉眼でも見えるくらいに明るくなるのではないかと期待されている(話題の!?)アイソン彗星ですが、各地の天文台や、天文ファンの方たちが撮影したとの報告が徐々に増えてきています。
天文担当としては撮りたい気持ちがウズウズとしていたところ、晴れの特異日とされる10月10日、かなり早起きをして午前4時20分ごろ自宅から撮影に挑戦しました。
残念ながら今日撮影した画像(クリックで拡大表示)では確認できませんでしたが、国立天文台のホームページやインターネット検索して撮影した方の画像と比較すると、○印のところにいたハズなのでした(> <;)
【結果】
※アイソン彗星の明るさは、今のところ10~11等くらいとのこと。まだまだ双眼鏡や望遠鏡での眼視観察はできない。
※デジタル一眼レフカメラのみで撮影に挑みましましたが、街明かりがある市街地では、夜空が明るいため、露出時間を長くすると画像全体が真っ白けになってしまい、微妙な設定が要求されます。
国立天文台のホームページで特集が組まれています。また、11月1日(金)以降は、アイソン彗星を見つけようキャンペーンが行われます。ぜひ、こちらに参加してください。
近日点通過後の12月上旬ごろに、肉眼で見えるようになることを期待しつつ、それまで待てない方は、東の低空が見渡せる安全なところで、ぜひ挑戦してみてください。
10月中は、しし座の中を火星とともに移動していきます。10月15日(火)には、しし座の1等星レグルスに大接近しますので良い目印になるでしょう。
追伸
早起きは何とやら?
ちょうど、この時間の南天低空(地上2度ほど)に、りゅうこつ座の1等星カノ-プスが赤色に輝いて見えました。縁起がいいとされる星なんですよ。ラッキー!! 画像だけでもお裾分け(^_^)
(天文担当 有本)