昨日までの荒れた天気とは打って変わって、今日は雲ひとつない快晴。台風一過で暖かい空気が流れ込むかと思いきや、朝は寒いくらいの陽気でした。
今日の博物館は、特別展示室では絵本「ぎふちょう」作者の舘野鴻さんが作品の傍らに立ち、「津久井郷土資料室資料紹介」も、「水曜会」のメンバーが展示説明をし、地下の大会議室では歴史講演会が開催され、それぞれ様子を見に行っているうちに一日が終わってしまいました。
「ぎふちょう」展については秋山学芸員が書いているので割愛しますが、作者の舘野さん、すっかり展示室にとけ込んでいて、まるで「いつもいる人」のように見えるのが印象的でした。
そして、収蔵品展のこの賑わい。来館者にさりげなく話しかけ、展示をじっくり見てもらう「水曜会」の皆さんのテクニックはもはやプロ級です。
大会議室では歴史講演会「日本史の愉しみ、地域史のススメ~歴史研究の魅力とは?」。講師にテレビ、ラジオにも出演されている河合敦さん(歴史研究家/早稲田大講師)を迎えて大盛況。もしかして大会議室に入り切らないのでは…という危惧もありましたが、大きな混乱もなく楽しんでいただけました。
盛りだくさんの一日が終わり、閉館後は歴史分野の学芸員実習生が、自分たちのつくった展示の片付けに来ていました(写真がなくてごめんなさい)。新たな展示に向けて、準備はすでに始まっています。
これからもどうぞご期待ください。(学芸班 木村)