今朝、博物館の前の植え込みでジョロウグモがじっとしていました。
触っても、ピクリとも動きません。死んでいるにしては色つやが良いですし、そもそもちゃんとぶら下がっています。
寒さで動きが鈍っているのでしょうか。これは、じっくり写真を撮るチャンスです。
横から見たところ。向こう側の第4脚は、葉のへりをつかんでいます。
後ろから見たところ。糸疣から束になったような糸が出ています。
頭胸部に注目。銀色の毛に覆われています。普段あまり気づかないところです。
標本ならいくらでもクローズアップして見る事ができますが、生きている時の色や体の動きはわかりません。かといって、生きて動きまわっていると、細かいところがよく見えません。
というわけで、今日は面白い写真を撮る機会に恵まれました。そうそうある事ではありませんが、ちょっとやみつきになりそうです。(学芸班 木村)