先週のお話しですが、ドイツ団とめぐった中部地方のようすです。
11月21日は、前日のうちに移動した岐阜、美濃加茂市民ミュージアムを訪問しました。
ここは、昨年一緒にドイツへ行った日本団の団長さんが勤務されています。自然、歴史、美術を扱う総合博物館ですが、非常に地域色が強く、また、市民の文化活動の中心として確固たる地位を築いています。この日も地元の小学生がたくさん訪れていました。
ドイツのみなさんは、トヨタ博でもここでも、小学生がきちんと静かに話を聴いている姿に驚いていました。ドイツの小学生が騒がしかったという印象はありませんが、確かにとてもお行儀良い1年生のみなさんでした。
お隣の森に行ってドングリ拾い。「たくさんの秋を見つけよう」というプログラムですが、ボランティアさんが大活躍。博物館の活動にボランティアさんが深く関わっているという当館との共通点を見つけ、私も興味津々でした。
美濃加茂の伝統料理を作ったり食べたりするプログラムもあり、ここでもボランティアさんたちが煮炊きなどの指導をしてくれます。ドイツのみなさんも、楽しそうにかまどへ薪入れしていました。
プログラムの合間に、ディスカッション。美濃加茂市の藤井浩人市長もご挨拶にお見えになりましたが、若い!!それもそのはずで、28歳、全国最年少市長だとか。
私は都合によりここで退席、美濃太田駅から一人寂しく帰途につきました。ドイツのみなさんと五平餅を食べたかった!
ドイツ団はこの後東京へ戻り、23日深夜に羽田空港から帰国したそうです。
(生物担当学芸員 秋山)