もったいぶったタイトルですが、博物館の展示室は、もちろん毎日、職員が開け閉めしています。
この時間、お客さんは誰もいません。
特に閉館作業の時、1人でシャッターを閉め、照明を消していると、ちょっと不思議な気持ちになります。
今日はその雰囲気をちょっとおすそ分けします。
学習資料展の会場の、蛍光灯を消したところ。スポットライトと展示ケースの照明だけになると、なんとも静謐な空間です。
こちらは常設展示室の照明を消したところ。写っているのはマンモスの頭骨。照明が当たっていないのに、ものすごく存在感があります。
照明を落とすと、様々な雰囲気がうまれます。情報を伝えるには照明が明るい方が良いのですが、雰囲気と呼んでいるものの中にも、大切な情報があるのかもしれないな、とふと思いました。こういうヒントが、何かにつながっていけば良いと思います。(学芸班 木村)