博物館お隣の樹林地は、今、紅葉のまっさかり。冬の足音に追われるかのように色付いた葉が次々と地面に落ちていきます。
晴れた朝は、とりわけ美しい色合いを楽しめます。
紅葉だけではありません。よくよく林内を見てみると、こんな強烈な色も自己主張しています。
クサギの果実です。星形に展開した萼の赤を背景に、黒紫色に熟した果実がひときわ目立ちます。
晩秋の森は、やっぱり賑やかで楽しい色があふれています。
(生物担当学芸員 秋山)
神奈川県相模原市中央区にある市立博物館です。1995年に開館して以来、相模原の歴史や自然を扱う総合博物館として市民に親しまれ、2019年には入館者数が300万人を超えました。また、2010年7月には、小惑星探査機「はやぶさ」の、2021年3月には後継機「はやぶさ2」の再突入カプセルの世界初公開を行うなど、お向かいにあるJAXA相模原キャンパスとの連携も深めています。