今日は今年最後の開館日です。ということは、明日、12月28日から1月3日まで年末年始の休館となります。
さて、そんな締めくくりの日も、標本づくりの締めくくりとして仮はく製づくりをやっています。今日は実習実験室で作業しているので、入り口にはちょっと物々しい看板を掲示。
生物を扱う人間にとってはあたりまえの光景やニオイでも、慣れない人には相当キツいもののようなので、写真もアップにできません。まずは、冷凍庫からひととおり出して状態チェックと、リストアップ。
その後、順序を決めて作業に入ります。学術資料としての価値を失わないように注意しながら・・。
完成品はこんな感じです(写真はアカハラという野鳥です)。まだ羽を整えていませんが、展示物や置物として止まり木にとまっていたりする本はく製とは、だいぶ趣が異なります。でも、学術的に価値が高いのはこちらです。
今年(たぶん)最後のブログの写真が仮はく製というのもどうかと思いますので、朝撮影したヤマグワの冬芽の写真でしめくくります。
来年もまた、ブログで博物館の今をお伝えしていきます。みなさまよいお年を!
(生物担当学芸員 秋山)