この冬休み、プラネタリウムでは「ドラえもん 宇宙ふしぎ大探検2 太陽系のひみつ」を上映していますが、その集客力には目を見張るものがあります。
他の番組は例年どおりの観客数なのに、「ドラえもん」だけが早々に満席になってしまい、今日などは1時間前に来館されても既に売り切れの状態でした。
作品の内容は、太陽系や惑星の成り立ちについて、ドラえもんと主人公たちが宇宙を移動しながら学んでいくストーリーで、かなり学習色の濃いもの。しかも、なんと、あの「はやぶさ2」ミッションマネージャーでもあるJAXAの吉川真准教授の監修も受けている「硬派」な番組です。
このため、科学的に確かな内容で、親子で安心して見ていただける作品となっています。もしかして、小さなお子様には難しいのではないのか、と心配していたのですが皆さん「楽しかった」と笑顔で帰っていくので、ちょっと安心しています。
それにしても連日の盛況ぶり、この番組を楽しみに来られて、満席のため見る事ができなかった方には本当に申し訳なく思いますが、日本を代表するマンガ/アニメキャラクターの力はこんなにすごかったんだ、と改めて実感する出来事でした。
もちろん、番組そのものに「伝える」ものがなければ、どんなに観客が多くても博物館のプラネタリウムで上映する意味はありません。大勢の方に来ていただいてうれしい一方、自分たちが伝えたい事がそこに入っているか、いつも確認しながら質の良い作品を上映しなければいけないなと、緊張も高まる思いです。
この冬休みの特別上映は1月7日(火)までです。6日(月)は休館日ですので、あと1回の上映となってしまいましたが、混雑状況を知りたい方は、当日、事前にお問い合わせください。また、ツイッターなどでも情報を流して行きたいと思っています。(学芸班 木村)
プラネタリウム上映スケジュール→http://www.remus.dti.ne.jp/~sagami/30-03tenjiannai-plazenten.htm#上映スケジュール
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